探し続けてたどり着いた味を、一杯に。
はじまりは「こんなコーヒーが飲みたい」から
私たちは昔から「心からおいしい」と思えるコーヒーを探し求めてきました。
旅先で様々なお店に足を運び、豆を取り寄せ、試飲を重ねましたがなかなか理想の味には出会えませんでした。
それなら自分たちで作ろう。
そうして私たちのコーヒー探求が始まりました。
焙煎の試行錯誤:3つのステージ
最初は手煎りの小さな焙煎器。1年かけて挑戦しましたが、思い描く味には届きませんでした。
次に導入したのは手回しロースター。仕事の合間をぬって焙煎し、細かくメモを取りながら2年ほど試しました。
そして最終的に、ロースターを自ら改造。
時間、火加減、空気の流れ、豆の状態…すべてを自分の手で調整できるようにし、ようやく納得できる味にたどり着きました。
ここまでできたのは、個人だからこその自由と、情熱があったからです。
豆の選定:スペシャルティコーヒーへのこだわり
これまでに試した豆は数知れず。
最終的に到達したのは、すべてスペシャルティコーヒーでした。
・産地ごとの個性が際立つ豆
・品質のトレーサビリティが明確な豆
少量ずつ焙煎し、状態を見極めながら提供しています。
焙煎の「鮮度」は命
コーヒー豆の焙煎は、料理と同じ「調理」です。
時間が経つと風味は変化していきます。
そのため私たちは下記を大切にしています。
・焙煎からの時間
・時間とともに変わる味と香り
抽出:選んだのは「ゴールドフィルター」
ペーパードリップ、ネルドリップ、金属フィルター…
数え切れないほどのフィルターを試してきましたが、最終的に選んだのは「ゴールドフィルター」です。
何も足さず、何も引かず、豆の味わいを素直に抽出できるから。
香りのニュアンス、口に残る余韻まで豊かに楽しんでいただけます。
ドリップ:ゆずれない「温度」
ドリップは人によってやり方が様々です。
私たちもこだわりはあげればきりがありません。
ただ唯一譲れないのが「お湯の温度」です。
・高すぎる温度(沸騰) → 雑味が出る
・適温(約90℃以下) → 豆本来の甘み・旨味・香りが引き出せる
ブレンドは「その日だけの味」
私たちはあえて固定のブレンドコーヒーを作っていません。
その代わり当店の「ブレンド」はお客様のお好みやその日の豆に合わせてカスタムブレンドします。
・柔らかい酸味の豆を多めに
・深煎りの香ばしさをベースに
あなたの「今日の気分」に合わせた味を。
ブレンドは“その日その時の一期一会”。
世界にひとつだけの味をお楽しみください。
最後に
BookCafeGolden(ブックカフェゴールデン)のコーヒーは派手ではありません。
手間を惜しまず誠実に。
一杯のコーヒーに私たちの旅と物語を込めてお届けします。