七夕の本「かぞえきれない星の、その次の星」
都会にいると天の川は見えませんが上越に来てからは、わりと見えるなと思います。
そんなことを考えてしまう今日は七夕ですね。
七夕の本というと絵本とかが出てくるんですが、七夕のお話が出てくる本だと今日ご紹介する重松清著「かぞえきれない星の、その次の星」が心に残ります。
コロナ
もう今やそんなこともあったねくらいになっていますが本当に大変でした。
僕自身もコロナがきっかけで上越に移住することになったと言っても過言ではありません。
この本が書かれたのはそんなコロナ真っ只中の頃でした。
会社はリモートで出社、学校もリモート、家から出ちゃダメ、人に会っちゃダメ。
こういった状況でも心がポッと温かくなるようにという思いが詰まったお話たちです。
いろんな人たちのお話
こいのぼりのお話、いろんなことから追われた人のお話、ミックスルーツの女の子のお話などなど。
一つ一つのお話たちは大きな盛り上がりがあるわけでもないですしオチが付くわけでもないかもしれないです。
そう、”ゆらぎ”を感じるというのが一番しっくりくるかな。
少し季節を感じたり、場所に関連していたり。
きっと心に響くお話が見つかると思います。
七夕のお話
奥さんと娘さんと離れ離れで暮らすサラリーマンのお話です。
離れ離れと言っても普通ではなくてコロナ禍で出張先から”帰れない”状態になってしまっています。
その出張先のマンションのお隣さんは、同じようにコロナでつらい状態になっている大学生でした。
そして七夕の日。
非日常な世界でも少し心が緩む瞬間が描かれています。
重松清はしみますね~。
七夕でお願いごともいいですが、こちらの本でも読んでいただいて少し前の七夕を思い出してみると、より今を感じられるんじゃないかなと思います。
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次回はもうできあがったと思っているけど本当なのか心配な本に囲まれたエリアについて書きたいと思います。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。