お店のメインエリアができるまで
お店のメインの部屋を作ったところをまとめました。
今思うとリフォームもされていない状態だったので、片付けたくても荷物が段ボールから出せなくて一番大変だったなと思います。
パズルのように映っていないところに荷物を移動させて、壁や天井を塗って、塗れたエリアから床をはって、また荷物を移動させて・・・でしたね(笑
この動画ではお店のメインのエリアだけなんですが、この頃だと実際は同時に自宅エリアも作りこんでいたので毎日へとへとでした。
部屋のベース作り
一番最初はものだらけだったので想像するのも難しかったのですが、どうやって作っていこうか計画をたてていました。
壁紙を貼りなおそうかとか、床をどうすればいいかとかですね。
ただ、壁や天井、床をどうこうしたこともなかったのでとにかくトライアンドエラーを積み重ねていきました。
壁、天井に塗るペンキにしても何種類か試しましたし、床材は最初に買っていた床材は販売終了になってしまって別の製品に買いなおしたりもしました。
今回の動画では出てこないですが、このエリア以外についても床を全部はっていて、そっちも全部やるとは最初には決めていなかったのでなかなか大変でした。
最終的に26畳分くらいかな?床をはったようです。
壁、天井にペンキを塗ったのは動画の分を含めて全部で5部屋分。
めちゃめちゃ時間かかりましたね。
ペンキ塗っているのも実際は2度塗りはしているので倍時間がかかっています。
リフォーム業者さんにお願いしていたところとの兼ね合いというのもけっこう難しかったです。
通常であれば出来上がった家に引っ越して荷物を配置していきますが、出来上がっていない家に荷物を持ってきたので配置する先がないんですよね。
なのでキッチンまわり、寝具、最低限の生活用品をアパートへ持っていき、その他は現在の家のどこかにダンボールのまま保管していました。
で、リフォーム完了したエリアから自分で掃除したり壁や天井塗ったり必要なものを作っていって、徐々にダンボールから出して配置していきました。
どこかで手詰まりになって暇にでもなるんじゃないかと思っていましたが全然そんなこともなく忙しい日々でした。
棚やインテリア作りと能登半島地震
部屋ができあがったら次に棚やインテリア作りに着手しました。
どこにどういったサイズで棚を作るとかというのはもちろん設計していたのですが、棚のデザインは先にしていなかったんですよね。
やっぱり実際に見てみないとどのくらいのサイズ感がいいのかとか、高さとかが決めれなかったので。
部屋がだいたいできてきたところからデザインを考えて部分部分作っては配置して、別のデザイン考えて、インテリアを作って・・・とせっせとやっていたのですが、能登半島地震がきてしまいました。
今回作っていたところ以外の部屋もだいたいベースができたあとだったので、どんどん家具を作っていっていました。
上記のとおり出来上がったところはダンボールから荷物を出して配置して、半分くらいですかね出来上がったところでした。
幸いなことに家自体はほぼ問題なかったのですが、家の中の作った棚類はぐちゃぐちゃになって、壁に未固定だった棚が倒れたり、棚が倒れなかったとしても全部中身が出てたりでした。
一部既製品の棚を置いていたのですが真ん中から折れてしまって廃棄になったものもありました。
(これがきっかけで既製品の棚はほぼ捨てることにしました)
まあそうは言っても体は大丈夫でしたし何を言ってもしょうがないので、そこからまた復旧作業を行い、未固定だった棚などの強化や再構成を行いました。
カウンター作り
動画ではいきなりカウンター作りになっているのですが、その前に厨房を作ってもらいました。
地震から復旧後はカフェとして許可を得られるようにどうすればいいかというところを中心に調べつつ動いていました。
主に許可系のところやお金まわりのところが多かったです。
これがまた時間がかかるんですよね・・・。
未経験かつ相談相手なしというのはなかなか大変でした。
その中で関原ワークスさんという上越ではけっこう飲食店の厨房をやられている方をたまたまネットで発見し、連絡をさせていただいたところ快く引き受けていただきました。
また、飲食店営業許可等についてもご相談にのっていただき、とても助かりました。
その他にも資金繰りの部分もほうぼう当たっていましたがうまくいっていなかったところがこのタイミングで信金さんにお助けいただけることになり、やっと前に進める状況になったのでした。
これらもろもろが片付き、厨房も完成したところでカウンター作りを行いました。
カウンターについてはかなり大物なので事前にけっこうキッチリ設計を行って、パーツを作っていっていました。
このパーツを作っていったというのが今回のポイントで、最初からバラすことも想定に入れておくというところです。
厨房の器具等で大きなモノを出し入れしないといけなくなった場合にカウンターを一度解体しないといけないかもしれないということを念頭においてあるのです。
面倒くさいですし当分はやりたくないのですが、10年単位で考えるとやっぱりあるのかなと思ってこういった検討も行っていました。
木材についても設計をキッチリしていても実際のモノはすこ~しずれてたりするんですよね。
モノが大きいだけに少しのずれがミリ単位で積み重なってけっこうずれてしまって、その修正作業に時間がとられたりしました。
いや~単純に大きなモノを作るって大変なんだなと実感しました。
大工さんってすごい!
まだまだ色々とやっていますが、メインエリアも大まかなところはできたかと思います。
照明器具やら椅子やらその他デザインの検討などで東京に何度も行ったりきたりだったのもはるか昔に思えます。
私的にはけっこういい感じにできたと思っているのですが来ていただくお客様にもそう思っていただけることを願っています。
次回は想定より棚を増やしまくったのでもっと古本が置けるじゃないかについて書きたいと思います。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。