ふと思い出して読んだ本のご紹介
私は小説を読むと没入するタイプで、その世界に入り込んでしまいます。
なので街の景色や風景を見ると、あの小説に出てきたところに似ているな・・・とか思ったりします。
本日はそんなふとした瞬間に思い出して読み直した本のご紹介です。
1冊目 「慟哭 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ぬ 1-1)」
サスペンスやミステリーというのが小学生くらいから好きで、家に西村京太郎とか山村美紗とかの小説があったのでよく読んでいました。
そこからもっと本格的な方向へ進んでいきそうなのですが私の場合は行かず、たまに軽めのミステリーを読むくらいでした。
この本はまさにその延長としてたまたま手に取った一冊でした。
最初に読んだときは大学の通学中で、いつも電車で小説を読んでいたのですが、この小説は面白すぎて駅のホームで最後まで読んだのを覚えています。
翌日すぐに仲のいい友達に勧めて読ませました。
そいつもその後はかなりの数の小説を読むようになったのですが、そのきっかけになったようです。
おおまかなストーリーとしては幼女誘拐事件の警察と犯人との攻防なのですが、構成として警察視点と犯人視点が交互に描かれます。
それが最後の最後にまさかの結末・・・。
後味はよくないんです。
ですが、今読んでもよくできたお話だと思いますのでぜひご一読ください。
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https://bookmeter.com/reviews/131585024
2冊目 「99%の誘拐 (講談社文庫 お 35-27) 岡嶋 二人 (著), 西澤 保彦 (解説)」
誘拐つながりで一冊思い出しました。
岡嶋二人ですがご存知でしょうか。
もう解散されていますが名前の通りコンビで書かれていた作家さんです。
かなり古い本で1988年に刊行されたのでもうすぐ40年近く前になるんですね。
しかもその時代にコンピュータを駆使したお話を書かれていて、今よんでも超ハラハラドキドキのエンターテイメント作品となっております。
このミステリーがすごい!で2002年に1位となっていますが、それ以外でもチラホラ見かけます。
いまだに新刊書店でのおススメで平積みされていたりするのを見ても、時代を超えてこれだけおススメに出てくるなんてすごいなと思っています。
タイトルの通り誘拐がテーマのミステリーになっているんですが、大きく2部構成となっております。
前半が主人公が誘拐されるストーリー。
後半が主人公が誘拐するストーリー。
これだけでも、は?となるんですが、ストーリー、背景もしっかり作りこまれており楽しませてくれる一冊です。
これを読むと話したくなるのは、最後の1%とは何なんだろうね?というとこですね。
これで一晩呑めます。
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https://bookmeter.com/reviews/131585144
3冊目 「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書) 」
99%の誘拐をいつも99.9%の誘拐と間違えてしまいます。
この本のせいなんですよね。
ということで久しぶりに読みました。
この本もけっこう古い本ですが今読んでもためになりますね。
もしかしたら書かれている内容についてもアップデートしないといけないこともあったりするかもしれないです。
ただ、この本で重要なことはそんなことではないですよね。
私はこの本を読んでかなりの影響を受けました。
長らくシステムエンジニアをしていましたが、この本でいう”思いこみ”は、仕事での”前提”や”常識”にあたるところかと思います。
この”前提”や”常識”がくるってしまうと結果が全然違ってきてしまうんですよね。
そこに疑問を持って見ることができたのもこの本のおかげかと思っています
色眼鏡をかけて世界を見ないためにも読んでほしい一冊です。
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https://bookmeter.com/reviews/131585191
今回はふと思い出した本を再読してご紹介してみました。
そんなこともしつつ古本も追加したりしてて。
また読む本が増えちゃいました。

次回はコーヒーの新たな抽出器具について書こうかなと思います。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。










