2025-08-29

NASのクラウド移行

ちょっとカフェとは関係ないんですが昨年、家のNASのHDDが一台壊れました。

NASのHDD故障というのがはじめてだったので焦ったのですが、実際のところHDD1台買って差しなおせば自動的に復旧できたので非常に助かりました。

うちのNASはRAID1(ミラーリング)で2台構成です。

一番お手軽な構成ですね。

これでもう10年もやってきました。

ただ、また先日エラーになってしまいました・・・。(今回はNAS本体がうまく起動できませんでした)

上記の10年という年月はNAS本体の寿命とも言える年月が経ってしまっているんだなと思いました。

NAS本体の移行ということから目をそらし続けてきましたが、どうも直視せざるをえない状況かな・・・と。

今後のストレージ方針についての検討

2015年時点ではすべてのデータをクラウドに保存して運用するということはまったく想定していませんでした。

これは費用面のところ、初期費用、運用コストを考えても自宅にNASを置くメリットがあったんですよね。

また、2015年時点でもクラウドストレージの使用はしていましたが、今ほどの利用でもなかったように思います。

今振り返ってみたところ実運用でこの10年分のコストとしては10万円全然いかないくらいかなと思います。

けっこう安上がりだったのですがこれには少し理由があって、NASと言っても24時間の運用はしておらず、自宅にいる時間のみ自動起動、自動シャットダウンとしていたため実際の稼働時間はかなり抑えられていました。

一方、クラウド運用していた場合、その1.5倍から2倍程度の費用がかかっていたかなと。

そう考えると、この先も新たなNASを導入して現在のNASから移行することがいいかと思うのですが・・・。

個人的サステナブルな観点からするとどうかなと思ってしまいました。

10年前に比べてクラウドサービスは充実し、信頼性や安全性も向上、それに比べ自宅環境は連日の猛暑、NASを設置している部屋の温度は上昇。時代の象徴。

なんか韻を踏んだ感じになってしまいましたが、結局のところ自宅に置いて運用するのには今は難しいのかなと思いました。

この先またNASに戻すことも想定して、これからの5年~10年程度は1度クラウドでの運用をして、その後を決めようと決断しました。

クラウドストレージ比較

2025年時点でのクラウドストレージで、いくつか絞って比較検討を行いました。

できるだけデータを整理して、いったん2Tくらいあれば何とかなるところまで整理できました。

なので容量2Tを基準に各サービスを見ていきました。

中でも知名度もあり、価格が抑えられている以下3サービスを検討しました。

GoogleドライブOneDriveDropbox
容量2T最大6T2T
年額145002740014400
その他現在別のプランで使用Officeが使える

マイクロソフトのOneDriveについては1ユーザー1Tで6ユーザーまでというところが微妙でした。

Officeは使うのでもしかしたらうまく使うといいかもしれないんですが。

また、価格についてもサービスがいろいろとついてくるので高いです。

Dropboxについては価格帯としてはGoogleドライブと同じ。

ただ、価格帯が同じであればGoogleドライブについては現在も別のプランで使っているためプランの変更で対応できます。

ということで最終的にはGoogleドライブのプラン変更で対応することにしました。

データ移行と並行運用

サービスも決めたし、Googleドライブだとプランをぽちっと変更するだけでいったん保存先は確保できますので楽です。

さてどうやってNASからデータを移行したものか。

フォルダ分けしてあるので、いくつか分けて手動でコピーしてもいいかなと。

にしてもいきなり全データ移行して不都合が出てくるとまずいなと思いました。

じゃあ並行運用か・・・。

本体がエラーを吐いていましたが、すぐに起動できなくなるレベルではなさそうでしたので起動回数を減らして様子を見ようと思いました。

となるとNASとGoogleドライブを同期させる方法を考えないといけないです。

うちで使っているNASはQNAPという製品で、HBS3というバックアップツールが使えるようです。

こちらで双方向同期設定をしてNASと同じ構成で同期していけばなんとかなりそう!

同期ジョブを複数分割して作成して1週間程度かけて少しずつ同期させることにしました。

24時間稼働させて一気に同期させることもできましたが、HDDに急に負荷をかけて壊れてしまうと元も子もないですからね。

全て設定を行って、毎日時間を決めて少しずつバックアップを行い、無事数日かけて完全に同期させることができました。


こういうのも検討したり実際に設定して実行したりすると期間的には数週間、実働時間として数人日かかるんですよね。

カフェのことやらなんやらやらなきゃいけないんですが、データが吹き飛ぶことを考えるとちょっと最優先事項として対応しました。

そんなお盆、夏でした。

次回は最近全然本が読めてないので本について書きたいと思います。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

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